こんな事が知りたかった

側地に色・柄は必要ですか? 今まで知らなかった!

 

 

側地は着物のお古だった。

 

ふとんやさんに行くと、淡い花柄から、個性的な色づかいのものまで、さまざまな色柄に包まれたふとんが並んでいます。ふとんが現在の様に華やかなものになったのは、一体いつごろからなのでしょうか?

第二次世界大戦の前まで、ふとんを作るときには、中綿だけを購入していました。そして、打ち直し野際には、専門職人の手を借りていましたが、ふとん作りは各家庭で行なわれていました。

夜具地と呼ばれたふとん専用の側地もありましたが、着物のお古を使う事が経済的ということで、和服がおふとんにされる事が多かったようです。

ふとんの側地はなぜ派手なの?

 

第二次世界大戦後、日本人の洋服志向が高まり、和服を着る人はめっきり減りました。着物のお古を側地に使うというルートが、服装の面から崩れていった頃に登場したのが、現在の「洋ふとん」のルーツともいえる「洋掛けふとん」です。

1960年代に入り、ポリエステルやアクリルなど新しい合成繊維が登場し、プリントの技術も向上すると、「洋掛けふとん」には西洋風のモダンな柄や、抽象的な模様などが採り入れられました。「和ふとん」の伝統ともいえる「派手な色柄の側地」は、形を変えて「洋ふとん」にも引き継がれたのです。

そして、この頃から、汗や汚れを防ぐ為に、色柄のふとんに白のシーツやカバーを掛ける方法が一般的になりました。

欧米ではキナリや無地が主流

 

これに対し欧米では、掛けふとん、敷きふとん、枕をすっぽりと包むカバーリングが古くからの主流でした。そして、キナリや無地のふとんに美しい色柄のカバーリング、という使い方が定着しています。したがって、デパートやふとんやさんに行くと、店頭にはキナリや無地のふとんばかりが並んでいます。

欧米のふとんの側地が地味なのは、「どうせカバーリングで覆ってしまうふとんに、色柄は不用でしょ。」とする合理主義の現われともいえます。 

機能性重視のキナリ・無地ふとん

 

色・柄のステキなふとんは、そこにもお金が掛かります。また、デザイナー料も。カバーリングで覆ってしまうのであれば、色・柄のこだわるよりもふとんの中身にこだわりたいものです。

できれば、カバーリングも無地で楽しみたいですね。

 

柄物は、染料をたくさん使っている為に汗の吸いが悪くなります。だから、できればシンプルな無地がおすすめです。