睡眠環境アドバイザー 谷澤三義「快眠ブログ」

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50年かけて解ったことは!?

 

私が稼業のふとん屋を継いだのは、3年の修行を終えての昭和48年のことです。

 

・・今から50年前です。

 

その当時の”ふとん”は、純綿100%の天然繊維の素材で作ったふとんばかりでした。

 

ふとん側・・綿100%ブロード

中綿・・木綿100%

ふとんカバー・・綿100%ブロード

 

吸湿性・発散性もよく、肌触りも良いのですが、難点はジメジメしやすいので、こまめに日干しをしなければいけない事。

 

そして、ふとんが重いので、寝返りが大変な事です。

 

でも、この重いという欠点を解消しようと、綿問屋さんは、ポリエステル綿を混ぜた”ミックス綿”なるものを提案してきました。

 

綿・・70%、ポリエステル綿・・30% の混紡綿です。

 

父親は、あまり乗り気ではなかったのですが、私は大賛成でしたので、ともかく見本で使ってみることにしたのです。

 

掛ふとんの中身の重さが、従来の4.0kgから3.0kgへと軽くなりました。

 

数字上では、たった1kgの減量ですが、実際に使ってみたら、とっても軽く感じたので、「これはヒットする!」と予感しました。

 

それからは掛ふとんのみ、ミックス綿を提案する経営方針に転換したのです。

 

でも、良いことばかりではありませんでした。

 

微量の静電気が発生するので、リフォームの際には、毛玉状態になった綿を綺麗に取り除き再生するのは、少々手をこまねいたのです。

 

肝心の保温性も、ミックス綿は純綿より劣ったのです。

 

今おもえば、天然素材(綿)と、化学素材(石油)の融合は、難点があったのだと理解できますが、当時の私には、そこまでの知識はありませんでした。

 

70歳になった今だからこそ、「人間が使う寝具素材は、天然素材100%が一番良い」という結論を得たのですが、その答えを得るに、50年も費やしてしまいました。

 

人間も元を正せば自然素材の産物、だから使用する寝具素材も自然素材のほうが合致するのは自然法則なんですね!

 

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